2011年3月10日木曜日

Erlang パッケージ管理ツール Agner を試す

Erlang には様々なライブラリが存在しますが、依存関係やバージョン管理を個別に管理するのは大変です
このような問題に対して、 Perl には CPAN 、 Ruby には RubyGems といったパッケージリポジトリや管理ツールがあります
Erlang では CEANFaxien などが有名ですが、今回は Agner という新しいツールを紹介します

Agner は ClojarsHomebrew の影響を受けたパッケージ管理ツールです
そのため、これらのツールを利用するユーザには使いやすいと思われます
(ちなみにツール名の Agner は "A Giant Nebula of Erlang Repositories" の頭文字を取った略称であり、Erlang の名前の起源となった数学者 Agner Krarup Erlang への敬意を表したものでもあるとしていますが、そのため erlang という単語と組み合わせたときに検索しづらくなってもいます)
なお、管理しているパッケージ数は上記のような有名なツールには劣りますが、主要なライブラリは登録されているように思います

インストールは下記コマンドを実行して行います
$ curl https://github.com/agner/agner/raw/master/scripts/oneliner | sh

下記コマンドを実行して、バージョン情報が表示されれば、インストールは完了です
$ agner version
0.4.12

現在管理しているパッケージ情報の一覧は下記コマンドにて確認できます
$ agner list

パッケージのビルドには下記コマンドを使います
$ agner build [パッケージ名]

パッケージのインストールには下記コマンドを使います(インストールスクリプトが書かれていないパッケージはインストールできません)
$ agner install [パッケージ名]

パッケージのアンインストールには下記コマンドを使います
$ agner uninstall [パッケージ名]

上記以外にも複数のコマンドやオプション指定できますので、詳しくは公式 Wiki を確認頂ければと思います

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