2010年4月22日木曜日

NetBeans IDE 6.9 に追加予定の static import 対応

NetBeans IDE には多くの強力な補完機能を持っていますが、6.8 時点では static import の自動補完("インポートを修正")機能は実装されていません
6.9 でも期待されるような自動補完が実装される可能性は低いのですが、新たにヒント機能が追加される予定となっています
(検証に使用しているバージョンは NetBeans IDE Dev (Build 201004210200) です)

なお、今回試したバージョンではデフォルトで本機能はオフになっていたので、設定を変更する必要があります
メニューより "Options" を選択し、 "Options" ウィンドウ内の "Editor > Hints" の順にタブを選択します
「 Language 」リストボックスより "Java" を選択します
リストボックス下部のボックスより "JDK 1.5 and later" の項目を展開します
この中に "static imports" という項目があるので、これをチェックします


最後に「 OK 」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます

実際に "static import" のヒント機能を使用してみます
まず、 "static import" へ変換可能なメソッドを入力、カーソルがあたっている状態にします
エディタ枠外に以下のようなヒントが表示されます
【追記】
設定変更後、カーソルがあたっていてもヒントが表示されない場合があります
その際は一度ファイルを閉じ、再度開いた上でお試しください
(片貝さん、ご報告ありがとうございます)


このヒントをクリック(Mac では Alt + Enter でも同様)し、ヒントの内容を表示します


"static import" を追加するメッセージが表示されるので、これをクリック、または "enter" キーにて実行します


実行後、 "static import" 文が追加されます

"static import" のヒント機能については以上ですが、現時点では変換可能なメソッドにカーソルがないとヒントが表示されないなど実際の使用には不十分な点が見受けられます
(そのため、標準では機能がオフになっているのかもしれませんが…)
リリースまでにもう少しブラッシュアップされればと思います

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