2008年4月17日木曜日

NetBeans 6.1 RC で PHP を使う

NetBeans 6.1 の新機能 PHP サポートについてです
(6.0.1 でも PHP サポートモジュールは使用できるようです)
今回は CLI(Command Line Interface) での利用を書きます
(Apache の設定等を書き出すとまた長くなるので、そのうち書きたいと思います)

まず、PHP そのものがインストールされている必要があります
Leopard ではデフォルトで PHP5 がインストールされています
ターミナル等で確認下さい
$ php -v
PHP 5.2.5 (cli) (built: Feb 20 2008 12:30:47)
Copyright (c) 1997-2007 The PHP Group
Zend Engine v2.2.0, Copyright (c) 1998-2007 Zend Technologies


環境が整ったら、次に Update Center より PHP Plugin を取得、インストールします
メニューのTools > Plugins と選択し、Plugins ウィンドウを表示します

"Available Plugins" タブ内にある "PHP" のチェックボックスを選択、"install" ボタンを押してインストールします
終了後、新規プロジェクトを作成ウィザードを開くと、カテゴリの中に PHP の新たに追加されています

"PHP Projects" を選択し、"Next" ボタンを押します
プロジェクト名とプロジェクト場所を設定する画面へ遷移するので、任意の値を入力し、更に "Next" ボタンを押します

別の場所からソースコードをコピーしたい場合はこの画面で設定します
(今回は特に何も設定しません)

設定後、"Finish" ボタンを押して、プロジェクト作成を行います
プロジェクトの作成が完了すると "Projects" 内に PHPのプロジェクトノードが表示されます

プロジェクトノード内にある "Source Files" フォルダを右クリックし、新規 PHPファイルを作成します
表示されたメニューより、New > PHP File... と選択します

表示された新規ファイル作成ウィザードにてファイル名等を設定します

今回の例ではファイル名を "connect_to_mysql" とし、その他はデフォルトのままとしています
"Finish" ボタンを押し、ファイルを生成します

生成されたファイルはロジックが何も記述されていない空のファイルなので、実際の処理を書きます

ファイル名からも予想できますが、先日設定した MySQL に接続し、取得した値を出力したいと思います
接続テストのためのソースコードは以下のようになっています
$conn = mysql_connect("localhost", "root", "********") or die("Could not connect server.");

if (!(mysql_select_db("test"))) {
die("Could not select database.");
}

$sql = "select * from items order by id";
$rs = mysql_query($sql);

while ($row = mysql_fetch_array($rs)) {
echo $row["id"] . "/" . $row["name"] . "\n";
}

mysql_close($conn);

関数の補完もちゃんとサポートされています

入力できたら保存し、Projects 内の "connect_to_mysql" ファイルを右クリックし、"Run in Command Line" をクリックします

実行結果が Output ウィンドウに表示されます

※本来はファイルへの絶対パスも表示されるのですが、画像編集にて消しています。ご了承下さい

駆け足でしたが、PHP サポートは以上のようになっています
補完やハイライト、(今回試しませんでしたが)デバッグもサポートしているので効率的な開発が期待できると思います
また機会があれば、ちゃんと Apache との連携も紹介したいと思います

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